「バックオフィスから利益を創出する」—抜本的なコスト削減に向け、ネットプロテクションズがLeanerを導入したわけ

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「後払い決済サービス」のパイオニアとして、業界を牽引するネットプロテクションズ。急成長を続ける同社は、自律・分散・協調を実現する「ティール型組織」の先進事例としても注目を集めています。

経営企画の勝呂優介さんは、2019年の春にネットプロテクションズに入社すると、バックオフィスの体制強化に尽力。“間接部門からの利益創出”を目指し、間接費削減ツール「Leaner」を導入されました。

「全社で経費削減意識を持ち、筋肉質な組織にしていきたい」と語る勝呂さんに、導入に至る経緯とこれから目指す組織体制について、お話を伺いました。

コスト削減による利益創出で、さらなる成長を目指す

—まずは、ネットプロテクションズさんの事業概要について、お伺いさせてください。

勝呂:弊社ネットプロテクションズは、リスク保証型の後払い決済サービス「NP後払い」「NP掛け払い」など、大きく4つの決済関連事業を展開する“Credit
Tech”カンパニーです。サービス全体でみた年間流通総額は3,000億円の規模にまで事業成長が続いており、業務委託・派遣社員等を含めるとおよそ500名が事業運営に携わっております。

また、正社員の平均年齢が27歳と非常に若い組織です。自律・分散・協調を実現する「ティール型組織」を標榜しており、アントレプレナーシップの育成とイノベーションの創造を支援し、社員の自己実現と社会発展の両立を目指しています。

—今回なぜ、コスト削減ツール「Leaner」を導入されたのでしょうか? 経緯について、お伺いさせてください。

勝呂:「まだまだコスト改善の余地があるのではないか」と感じたことがきっかけです。

これまで、金額規模の大きい直接費については、さまざまなコスト削減施策が進んできました。一方で、間接費については十分なコストコントロールができていなかった。

特に近年では事業も急速に多角化し、また拠点の数も増えてきたことで、細かなコストも積み重ねると無視できない金額規模になってきていると感じました。「Leaner」を利用することで無駄なコストを可視化し削減することができれば、利益創出につなげていくことができる——導入を決めた背景には、そんな狙いがありました。

—これまでも、自社でコスト削減にトライしてきた経験は少なくないんですね。

勝呂:はい。具体例を挙げると、コールセンターの運用効率化には力を入れております。最近では、「IVR (自動音声応答システム)」を導入することで顧客からの問い合わせ対応を効率化し、顧客満足度の向上とコスト効率を改善させたという成功事例があります。

弊社の場合、こうしたコスト削減施策はトップダウンでなく、現場のメンバーからのボトムアップで提案があり、実行されています。「より良いサービスをお客様に届けたい」と考えている社員が多いので、ただ売上を伸ばすだけでなく、あらゆる側面から会社と事業の成長に貢献しようと試行錯誤するカルチャーが弊社の特徴です。

—とはいえ、なかなか自社だけでは難しいことも少なくないと。

勝呂:そうですね。特に間接費については、現状のコストが業界水準と比較して適正かどうか、自社内の情報だけでは定量的に判断することが難しいと考えました。そこで、外部の知見を借りながらコスト削減に取り組み、利益創出を行うことで、さらなる成長を目指そうと決めた次第です。

「Leaner」は、自主性を重んじる組織に最適なツールだった

—コスト削減の方法にも、コンサルタントへの依頼など、複数の選択肢があります。そのなかで、「Leaner」を選ばれた最大の理由をお伺いさせてください。

勝呂:コスト削減を専門とするコンサルティングファームへの依頼も、選択肢としてはありました。ただ、成功報酬で発注単価が高く、多額の予算が必要になります。現状のフェーズを考えると、月額制のLeanerを利用し、まずはライトに始めることがベストな選択肢だと思いました。

また、弊社は社員の自主性を重んじる組織です。コンサルタントに指示を仰ぐよりも、自主的に課題を見つけ、改善に取り組むスタイルの方が、弊社の組織風土には合っていると感じました。

 

 

—日本は欧米諸国に比べ、経費削減への意識が低いと言われています。導入を考えてから決裁が下りるまで、スムーズに進めることはできましたか?

勝呂:「Leaner」のコンセプトを社内で伝えたところ、非常にスピーディーに決裁が通りました。やはり間接費までを自社で細かく追うことは簡単ではありません。そんなときに、痒いところに手が届く「Leaner」は願ってもないサービスでした。

—まだ利用して間もないとは思いますが、今後「Leaner」にどのようなことを期待されているでしょうか。

勝呂:バックオフィスの仕事は、多くの場合直接的に利益を生むものではありません。しかし「Leaner」で間接費を見える化し、コストを削減することができれば、利益創出をすることができます。規模の大きな会社であれば、数千万円の売上を立てるのと同等の貢献が可能になるといえます。

そうした成果は、バックオフィスのメンバーのモチベーションに繋がっていくと思います。無駄を省くだけでなく、利益を創出できるとなると、ますます筋肉質な組織を目指せるのではないかと期待しています。

“小手先のテクニック”に逃げない、強い組織づくりを目指して

—「Leaner」を利用することで、中長期視点でどのような組織を目指していかれるのでしょうか。

勝呂:しっかりと成果を出した上で、コスト削減のノウハウを社内にインプットしていきたいなと思っています。ゆくゆくは社内のメンバーが独り立ちし、間接コスト削減にどんどん自発的に取り組むようになってくれたら嬉しいです。すると、私がすごく楽になるので(笑)。

—勝呂さんは、他社にも「Leaner」をおすすめしたいと思っていただけますか?

勝呂:もちろんです。一般にコスト削減と聞くと「コピーは両面で取りましょう」など小手先のテクニックばかりが想起されてしまいますが、具体的かつ効果的な方法論が分からないからだと思うのです。

「Leaner」は本質的に取り組むべきテーマを明らかにしてくれるだけでなく、削減アクションのアドバイスまでしてくれます。PDCAを一貫してサポートしてくださるので、コスト削減に興味があるのなら、使わない理由はないのではないかと思います。特に規模の大きな企業であればコスト削減のインパクトも相当大きいでしょうから、私個人としては大企業の担当者にこそ導入をおすすめしたいと思います。

▼会社概要

■株式会社ネットプロテクションズ
■設立:2000年1月
■従業員数:270名(2019年4月1日現在)
■事業内容:
BtoC通販向け決済「NP後払い」の運営
BtoB向け決済「NP掛け払い」の運営
BtoC向け会員制決済「atone(アトネ)」の運営
台湾向け決済「AFTEE(アフティー)」の運営
ポイントプログラムの運営

https://corp.netprotections.com/

文・写真=オバラ ミツフミ