消耗品をコスト削減するには?サービス比較と分散発注の是正が鍵

突然ですが、みなさんは、クリアファイルやボールペンなどの事務用品やパソコン周りの備品、普段飲んでいるコーヒーやお茶の料金である「消耗品費」が、毎月いくらかかっているのか把握していますか?

きっと「そんなの知らないよ」という人が多いのではないかと思います。

近年IT化が進み、ペーパレス化に取り組んでいる企業も多く存在しますが、それでも消耗品は日々の業務に必要なもので、消耗品費は毎月、これからもずっとかかるものです。

この機会に、コスト削減に取り組んでみてはいかがでしょうか?

本記事では、「消耗品のコスト削減」を実現する方法を解説します。

TEXT BY Leaner Magazine編集部

消耗品経費の計算はどうしたらいいの?

消耗品費は基本的に「利用料金 ×(1 – 割引率)」、あるいは「品目ごとの単価 × 数量の総和」により算定されます。それぞれの詳細は、以下の通りです。

  • 利用料金

消耗品購入に充てる料金(企業ごとにある程度決まっている)

  • 1 – 割引率

1から割引率を引くことで、元の値段の何割で購入するかが求められる。たとえば、20%割引だったら、「1 – 0.2 = 0.8」となる。

  • 品目ごとの単価

品目ごとに、その物1つあたりにかかる料

  • 数量の総和

品目ごとの総量

消耗品費を安くするにはどうしたらいいの?

消耗品費の計算方法がわかったところで、実際にどのくらい消耗品費は安くなるのか見てみましょう。

消耗品はロングテールな領域なので、割引率の多寡がコスト削減を左右します。削減余地試算は以下になります。

  • 対称費用×(現行の割引率 – ベンチマーク割引率)

ここで、例を挙げて、数字で確認してみましょう。

【製造業】社員数100~300名
・1年間で消耗品費に充てる金額:500万円
・現行の割引率:5%
・ベンチマーク割引率:10%

500万円 ×(5% – 10%)= -25万円

この場合、割引率が5%から10%に上がると、年間25万円の消耗品費削減が実現できます。

 

 

消耗品のコスト削減を実現する2つの方法

消耗品費を削減するアイデアは、大きく2つあります。

  • 相見積もり・価格交渉
  • 分散発注の是正

企業規模によっては、年間数百万円のコスト削減をすることも可能。消耗品費の見直しは、経常利益の確保に向け、非常に価値あるアプローチです。

相見積もり・価格交渉

1つ目の方法は、サプライヤーの相見積もりを行って取引先を決定し、価格交渉を行ってコストを削減する方法です。

この方法は、現行の割引率が市場価格の割引率よりも小さい場合に有効です。

今回はLeaner編集部がおすすめするAmazonビジネス、大塚商会、アスクル、MonotaROの4つのサービスをご紹介します。

Amazonビジネス

Amazonビジネスの特長は、以下の6つです。

  • 請求書払いなど選べる決済方法で立替精算の手間を削減

請求書払い、法人向けクレジットカード、コンビニ・ATM、ネットバンキング、電子マネー、代金引換などから決済方法が選択可能。

  • 法人価格で更なるコスト削減を実現

法人・個人事業主様向け特別価格や、購入対象商品の数量に応じて割引が多数の商品に適応される数量割引が、多数の商品に適用されている。

  • Businessプライム

Business向けプライムで、お届け日時指定便が注文金額に関わらず無料で使い放題、最大3ユーザーまでは会員プランを選択可能。

  • 豊富な品揃えでどんな商品でもすぐに見つかる

これまでのAmazonの商品に加えて、ビジネス向け商品も追加されており、ITから清掃用品、オフィス用品から飲食店の消耗品まで、Amazonでは豊富な数の商品の中から選択可能。

  • 複数ユーザーで利用可能

複数ユーザーで登録でき、さらに購買グループを設定し、支払方法の共有が可能。また、任意のユーザーに金額に応じて発注承認がないと購買ができないように設定可能、購買履歴を管理、分析可能。

  • 購買・分析機能で経理作業が簡単に

税金や送料、部門など任意の項目で購買レポートを作成、ダウンロード可能であり、購買分析のツールは管理者のほか、購買依頼者も利用可能。管理者はグループ、ユーザー、商品カテゴリー別の他、多角的に購買履歴を管理、分析可能。

Amazonビジネス

大塚商会

大塚商会の特長は、以下の4つです。

  • 豊富な導入実績

100万社以上と取引経験があり、さまざまな業種・業務のお客様の課題解決に役立つノウハウや経験を蓄積しているため、攻めと守りのIT経営につながるソリューションを提案。

  • 検討段階から導入後までしっかりサポート

コンサルティングから困った時に駆けつけるエンジニアまで、「人のサポート」が強み。システム販売だけでなく設置・設定、運用支援、アフターサポートに至るまで自社内ワンストップサービスの体制を整えている。

  • ソフトウェアだけじゃない、ハードウェアだけでもない大塚商会

システムの有効活用において、アプリケーションとそれを利用するインフラ環境とは切っても切れない関係であり、ITサービスの種類が増え、取捨選択が難しい状況だが、大塚商会は特定のメーカーに拘ることなく、各種IT機器を組み合わせて提供・サポート可能。

  • 総合力で業務システム購入先シェアNo.1

「2018年版 中堅・中小企業の業務システム購入先のサービス/サポート評価レポート」にて総合力で業務システム購入先シェアNo.1。

大塚商会

アスクル

アスクルの特長は、以下の6つです。

  • 見積書、請求書、領収書の発行が可能

事前の上長承認がラクラク。

  • 1,000円(税込)以上の注文で送料無料

アスクルの配送システムなら、ご注文から最短20分で出荷。最短で当日にお届け。

  • 文具から医療用品、工具まで品揃え豊富

さまざまな業種のお客様に向けた商品の取り扱いが、600万点以上。

  • 多彩なお支払い方法

銀行振込、郵便局、コンビニエンスストア決済など。個人のカード払いもOK

  • 返品いつでも

365日以内であれば、返品・交換可能。

  • ポイントが貯まる

ステキな賞品と交換できるポイントが、お買い上げ金額に応じて貯まる。

アスクル

MonotaRO

MonotaROの特長は、以下の4つです。

  • 低コスト・効率的な販売

通信販売による規模・データベースを活かした低コスト・効率的な販売を実現。

  • 透明、公正でわかりやすい価格

ワン・プライス主義による透明、公正でわかりやすい価格で商品を提供。

  • 1,800万点の品揃え、400,000点の在庫商品が実現する利便性

取扱商品1,800万点で、当日出荷585,000点、翌日出荷625,000点。400,000天の在庫商品が実現する利便性を誇る。

  • 信頼いただける商品を格安にご提供

プライベートブランド商品、自社輸入商品で、信頼いただける商品を格安に提供。

MonotaRO

分散発注の是正

2つ目の方法は、現行の調達内容を把握したうえで、発注が分散しているところを集約してコストを削減する方法です。

みなさんの会社では、部署ごと、品目ごとに異なるサプライヤーと取引していませんか?

現行の発注状況を確認し、発注が分散している場合は、それらの集約を行うだけでもコスト削減が可能です。

以下の図をご覧ください。

一般的に、発注数量が増えるごとに支払い単価は低下するので、この図のように、発注が分散しており、自社価格が市場価格とも乖離していた場合、分散していた発注先を集約したうえで、市場価格の獲得に向けて価格交渉を行うことが、消耗品費の削減に有効な方法になります。

そのためにはまず、現行の調達状況を確認し、適切な数量発注できているか、不要なものを購入していないか、などを把握することが大切です。

MRO市場の構造、特徴は知ってる?

ここまで、消耗品費のコスト削減方法についてご紹介してきましたが、みなさんは、消耗品の市場構造がどのようなものかご存じでしょうか?

消耗品は、文房具・OA用紙、生活消耗品などさまざまな品目からなり、ロングテールであるため、受発注・在庫管理などを行うときの、最小管理単位である、多数のSKU(Stock Keeping Unit)から構成されます。

個別に発注するのが煩雑であるため、インターネットを活用し、企業が日常的に購入・調達する文具、オフィス備品、設備や機器の修理用部材などの消耗品の発注から納入までを効率化する手法であるMRO(Maintenance Repair and Operations)を活用して発注するのが一般的です。

MRO市場のメインプレーヤーは、「対面販売」と「ネット販売」の2種類に分けられます。

以下、それぞれのメインプレーヤーになります。

対面販売

  • 山善
  • ユアサ商事
  • 大塚商会

ネット販売

  • アスクル
  • モノタロウ
  • Amazonビジネス

現在ではまだまだ対面販売のプレーヤーが有力ですが、「大塚商会」はECの「たのめーる」というサービスも運営しています。

近年のIT化の流れも相まって、これからはMRO市場でもEC化がますます進み、より安価で質の良い製品を提供しようとプレーヤーの競争が激化すると考えられます。

自社完結が難しいと感じたら、Leanerに相談してみよう!

消耗品費を削減する方法をご理解いただけましたか?

本記事で紹介した2つのアイディアは、どちらも明日から実践できるものです。ただ、具体的にどのようなステップで始めたらいいのか、他社はどのような取り組みをしているのかと、疑問に思うことも少なくないと思います。

そんなときは、消耗品費を含む間接費削減を行う「Leaner」に相談してみましょう。経費を「見える化」し、無駄を明確にすることで、自社にとって最適なコストカットの方法が分かるようになります。