加盟店交渉で安くなる?クレジットカードの支払い手数料を削減する2つのアプローチ

突然ですが、みなさんの会社では毎月どのくらいクレジットカード手数料を支払っていますか?きっと「そんなの知らないよ」という人が多いのではないかと思います。 ひょっとすると、「クレジットカード手数料が削減できることを知らず、コスト削減を検討したことがない」という総務担当の方もいらっしゃるかもしれません。 この機会に、コスト削減に取り組んでみてはいかがでしょうか? 本記事では、「クレジットカード手数料のコスト削減」を実現する方法を解説します。 TEXT BY Leaner Magazine編集部 加盟店のクレジットカード手数料はどう計算される? クレジットカード手数料のコスト削減方法を知る前に、まずは、どのようにして料金が計算されるかを押さえておきましょう。 クレジットカード手数料は基本的に「加盟店クレジットカード利用率」、「加盟店手数料率」の2つを掛け合わせた価格によって算定されます。それぞれの詳細は、以下の通りです。 加盟店クレジットカード利用率 加盟店である事業者の当該機関のクレジットカード利用額(企業ごとにある程度決まっている) 加盟店手数料率 加盟店である事業者がカード会社に支払う手数料 また、クレジットカード手数料は以下のパラメータによって変わるとわれています。 クレジットカード支払総額 クレジットカード決済一回当たりの支出額 業種 クレジットカード会社の営業戦略 クレジットカード手数料を削減する方法は? コスト削減へのアプローチとして、加盟店クレジットカード利用額を減らすことは考え辛いため、加盟店手数料をどう減らすか・良い料率をもらうかが最重要論点になります。 クレジットカード手数料を抜本的に削減するアイデアは2つあります。 アクワイアラ(クレジットカード加盟店契約会社)への手数料率交渉 決済代行会社への切替・手数料率交渉 アクワイアラへの手数料交渉 1つ目の方法は、アクワイアラへの手数料交渉を行い、コストを削減する方法です。 以下の図のように、現行の手数料がアクワイアラの手数料の市場価格より高い場合にこの方法は有効です。 クレジットカード手数料は、携帯電話などの他の費目の場合とは異なり、一度だけ交渉を行うだけではコスト削減に効果的とはいえません。 以下の図のように、支払金額が増加するたびに交渉を行い、手数料率を下げてもらうことが重要になります。 アクワイア