固定電話にお金を払いすぎてない?最大90%ダウンさせるコスト削減ノウハウ

突然ですが、みなさんの会社では毎月どのくらいの固定電話料金を支払っていますか?

きっと「そんなの知らないよ」という人が多いのではないかと思います。

メールやSNSが多く普及しても、ビジネスにおいては電話が必要不可欠であり、電話代も決して安くありません。

実は、固定電話料金はすぐにコスト削減できる間接費の1つであり、コスト削減に取り組むだけで、最大90%のコスト削減ができる可能性もあるんです。

この機会に、コスト削減に取り組んでみてはいかがでしょうか?

本記事では、「固定電話料金のコスト削減」を実現する方法を解説します。

TEXT BY Leaner Magazine編集部

固定電話料金はどのようにして計算されるの?

固定電話料金のコスト削減方法を知る前に、まずは、どのようにして料金が計算されるかを押さえておきましょう。

固定電話料金は、「基本料金」、「通話料金」、「オプション」の3つの合計によって算定されます。それぞれの詳細は以下の通りです。

  • 基本料金

基本料金は、契約の基本となる月額固定料金です。利用するサービスや、交渉状況によって単価が異なるため、コスト削減を行う余地があります。

  • 通話料金

通話料金は電話回線を利用した際の利用料金です。企業の使用状況にあったサービスを利用することで、コスト削減が可能です。

  • オプション

オプションは気付かずに契約していた場合もあるので、社内でのオプション使用の有無を確認し、不要であれば解約するだけでもコスト削減につながります。

固定電話料金を安くするにはどうしたらいいの?

固定電話料金のコスト削減には、今すぐ取り組めるものから、コストや手間はかかるけど、抜本的に削減が可能なものまで、合わせて3つのアイデアがあります。

  • 既存サプライヤーとの価格交渉
  • 新規サプライヤーへの切り替え
  • 固定電話内線

上記3つのいずれかに取り組むことで、最大90%のコスト削減が可能になります。固定電話料金の削減に成功すると、企業規模にもよりますが、数千万円単位の経常利益を創出することもできるんです。

中央出版株式会社は「おとくライン」3,000回線の導入で、年間9,500万円のコスト削減を実現

教育図書や教材の企画・開発・出版のほか、FAXを活用した通信学習指導などを展開する中央出版株式会社(以下、中央出版)。グループ内には、全国約300の拠点や約1,200の英会話教室などがあり、利用する電話回線、その通信コストも膨大です。そこで、同グループの通信環境を統括管理する株式会社ティーエムホールディングス(以下、TMホールディングス)では、通信コスト削減を目的として、約3,000回線を「おとくライン」に切り替え。また、「ボイスネットおとくライン」によって内線網の再整備も行った結果、試算ベースで年間9,526万円ものコスト削減を実現できました。

https://www.softbank.jp/biz/case/list/chuoh/

中央出版株式会社さんのように、回線の切り替えだけでなく、内線網の整備を行うことは、企業が固定電話料金を削減するのに有効な手段です。

アサカワ引越センターは「Neo Free Call」の導入で年間307,908円のコスト削減を実現

他社の0120からの切り替えで、0120着信課金サービス料金は年間で従来の32%のコスト削減に成功。固定電話サービス『ネオ・ビジネスライン』の利用では、従来の25%のコスト削減に成功している。

https://www.neo-fcall.jp/case/

アサカワ引越センターさんは、フリーコールと固定電話で約76%のコスト削減を実現しています。アサカワ引越センターさんのように、「電話で内容をお伺いすると長電話になってしまう」、「携帯電話からの問合せも多い」という問題にお悩みの方は、他社切り替えを検討してもいいかもしれません。

固定電話料金を削減する3つのアイデア

既に紹介した通り、固定電話料金を削減するアイデアは3つあります。

  • 既存サプライヤーとの価格交渉
  • 新規サプライヤーへの切り替え
  • 固定電話内線化

コスト削減を成功させるためにも、それぞれ詳しい方法を説明します。

既存サプライヤーとの価格交渉

1つ目の方法は、既に契約しているサプライヤーと価格交渉を行ってコストを削減する方法です。

価格交渉の際、各企業の固定電話使用台数に応じて適正価格は異なるため、まずは自社が今どのサプライヤーにどのくらい携帯電話料金を支払っているのか、どのようなプランで契約をしているのか、現状を把握する必要があります。

現状を把握したうえで、以下の2つは有効な打ち手になります。

  • サプライヤー集約

一般的に発注数量が多いほうが単価を下げることができるので、自社の現状を確認した際に、部署によって異なるサプライヤーと契約していたりした場合、サプライヤーを1つに集約することで、スケールメリット等の観点からコスト削減が可能です。

  • シェア割りの変更

過去に1度契約してから長期間が経過しており、契約内容の見直しを行っていない場合、契約内容の見直しを行い、シェア割りを変更することでコスト削減が可能になります。

新規サプライヤーへの切り替え

二つ目の方法は、相見積もりを取って新規サプライヤーへの切り替えを行うことで固定電話料金を削減する方法です。

今回はLeaner編集部がおすすめする「ひかり電話」「オフィスライン」「KDDIダイレクト」「おとくライン」「オフィスeo光」の5つのサービスをご紹介します。

ひかり電話オフィスタイプ

ひかり電話は、フレッツ光ネクストを利用した事業所向けIP電話サービスです。特長としては以下の3つが挙げられます。

  • 月額料金は、フレッツ光の月額利用料に加えて3チャネル・1番号で1,300円から
  • 加入電話、INSネット、ひかり電話、法人向けひかり電話への通話料は全国一律3分 8円
  • 複数チャネルは、1チャネル400円、追加番号は1番号100円。企業ごとの通信環境などにあわせ、最大8チャネル32番号まで利用可能

利用プロセスは、以下の3ステップになります。

①申し込み

提供エリアの状況確認後、申し込み

②工事

ひかり電話の開通工事日までに、「ひかり電話対応機器」をお届け

③利用開始

ひかり電話は、ひかり電話対応機器を接続するだけで自動的に設定されるため、面倒な設定なしで利用可能

ひかり電話

オフィスライン

オフィスラインは、1秒課金が特長のサービスです。特長としては以下の3つが挙げられます。

  • 一般的なテレマーケティング営業、督促電話、オートコールリサーチなど、短い通話が多いほど削減効果が見込め、かける相手が携帯電話の場合はより大幅な削減が見込める。
  • TVやWEBなどで0120など着信課金番号をプロモーションしている企業に最適で、かかってくる相手が携帯電話の場合はより大幅な削減が見込める。
  • 会社全体での導入ではなく、拠点、部署単位での導入可能。

利用プロセスは、以下の3ステップになります。

①既存利用状況提供、導入判断

請求書および内訳明細を提供後、無料で現在の利用料金から1秒電話に変更した場合のシミュレーション診断を受け、診断結果を確認したうえで導入を判断。

②回線開通、設置工事など

工事業者による現地調査、ダークファイバ―引込み、機器設置工事・番号切り換え工事・PBX工事など。

③利用開始

オフィスライン

KDDI 光ダイレクト

KDDI 光ダイレクトは、アクセス回線に光ファイバーを利用し、電話機、電話番号はそのままでIPネットワークをバックボーンとした高品質IP電話サービスを利用可能なサービスで、特長としては以下の3つが挙げられます。

  • 事業所間も、同一法人以外のKDDIのIP電話宛ても通話料無料
  • 携帯電話あてや国際電話、一般加入電話あては全国一律料金
  • ほかの通信事業者から切り替えても現在利用中の電話番号をそのまま利用可能

利用プロセスは以下の4つになります。

①申し込み

Web申し込み

②調査&報告

光ケーブルルート、電話の利用状況の調査後、結果の報告(光ケーブルルート、機器設置位置、電話の利用状況に基づく提案)

③工事

光ケーブル引き込み工事・光回線終端装設置工事、音声アダプター設置工事、電話の切り替え(番号ポータビリティ)工事

④利用開始

工事から約3週間~1.5ヶ月で利用開始

KDDI 光ダイレクト

おとくライン

おとくラインは法人回線150万以上のサービスで、特長としては以下の3つが挙げられます。

  • おとくライン契約の固定電話からSoftBank携帯への通話が24時間無料、SoftBank携帯からおとくライン契約の固定電話への通話が24時間無料のプラン有
  • 市内・市街・県外あてと、ソフトバンク携帯あてでそれぞれ通話料金が一律
  • 通話中機器移動サービスや、国際電話不取り扱いなど、固定電話の基本的なサービスをすべて利用可能

利用プロセスは以下の3つのステップになります。

①資料請求・申し込みの相談

サービス提供エリアの確認、サービス内容・導入に関する案内。

②申込書記入

申し込み受付後、申し込み受付とおとくライン使用開始に関する案内書類が届く。開通工事後、開通テストを行う。

③利用開始

おとくライン

オフィスeo光

オフィスeo光は、特長としては以下の3つが挙げられます。

  • 多チャンネル(4チャンネル)の光電話サービスがネットにプラス1700円~で利用可能
  • 基本料金無料
  • オプテージのIP通話同士なら通話料無料、一般電話も一律料金

利用プロセスは、以下の3つになります。

①申し込み

電話、もしくはWebサイトから申し込み。受付後、サービス内容に了承し、所定の申込書に記入。

②工事

オフィスeo光ネットと同時申し込みの場合はオフィスeo光ネットの回線開通工事日が決定次第、電話工事日程を調整。オプテージの指定工事会社が光電話ゲートウェイまでの接続および接続確認を行う。

③利用開始

オフィスeo光

固定電話内線化

三つ目の方法は、スマートフォンを内線化する方法です。

スマートフォンを内線化することで社内間の通話や事務所の電話機との通話が無料になり、通信料金の削減につながります。

参考として楽天コミュニケーションズが提供するモバイルチョイスというサービスをご紹介します。

モバイルチョイスは以下の特長を持ったサービスです。

  • 使い慣れた自身の端末をそのまま業務用に使え、2台持ちの必要無し
  • ビジネス専用に別番号を持てるため、プライバシーも安心
  • 法人携帯貸与が不要なため、法人携帯のコストを削減

この「固定電話の廃止」という手法では、固定電話の廃止によるコスト削減が可能になるだけでなく、モバチョのようなIP電話サービスを利用すれば法人携帯電話の支給も不要になるため、大幅なコスト削減が期待できます。

モバイルチョイス“050”

固定通信と移動通信の契約数比較

多くの人々がスマートフォンを使用し、全ての電話業務をスマートフォンで行う企業も増えてきているなか、固定電話の契約数がどうなっているのかご存じですか?

参考として、固定通信と移動通信の2014~2017年の1年ごとの契約数の推移をご覧ください。

上の図から、以下のことが分かります。

  • 固定通信が減少傾向にある一方で、移動通信は堅調な伸びを示している
  • 2016年~2017年にかけての固定電話契約数の減少が目立つ
  • 2014年~2017年までの移動通信の契約数は、固定通信の契約数に比べて毎年約5倍、6倍、7倍、8倍と徐々に増加している

図では、2016年~2017年にかけての固定電話契約数の減少が目立ち、2017年の移動通信の契約数は固定電話の契約数の約8倍になっています。

このことは、2016年から話題になり始めた「働き方改革」に関係があるといえます。

「働き方改革」の影響により、以前と比べ「在宅勤務」という勤務形態が増えてきているなかで、固定電話を廃止し、スマホ内線を採用している企業は増えています。

スマホ内線化には、以下のメリットがあります。

  • オフィスに縛られることなく、自宅or外出先でも電話に出ることが出来る
  • 固定電話の廃止によってコスト削減できる

自社完結が難しいと感じたら、Leanerに相談してみよう!

固定電話料金を削減する方法をご理解いただけましたか?

本記事で紹介した3つのアイデアは、どれも明日から実践できるものです。ただ、具体的にどのようなステップで始めたらいいのか、他社はどのような取り組みをしているのかと、疑問に思うことも少なくないと思います。

そんなときは、固定電話料金を含む間接費削減を行う「Leaner」に相談してみましょう。経費を「見える化」し、無駄を明確にすることで、自社にことって最適なコストカットの方法が分かるようになります。

Leanerに問い合わせてみる