法人の電気代を“大幅削減”する5つの効果的なアイデア

突然ですが、みなさんの会社では毎月どのくらいの電気代を使用していますか?きっと「そんなの知らないよ」という人が多いのではないかと思います。 ひょっとすると、「いったいどの程度の値段が適正価格なのか分からず、計算したこともなければ、コスト削減を検討したことがない」という総務担当の方もいらっしゃるかもしれません。 実は、電気代はすぐにコスト削減できる間接費の一つです。意識改革と小さな行動だけで、数百万円の経常利益を確保できる可能性があります。 本記事では、軽視されがちですが、利益にダイレクトに直結する「電気代の削減」を実現する方法を解説します。 TEXT BY Leaner Magazine編集部 電気代削減がもたらす経営へのインパクト 数ある経費の中でも、「今すぐに削減できる経費」の一つに、電気代が挙げられます。特に工場や商業施設等を経営している、大量に電力を消費する企業にとって、固定費や変動費に占める電気代の割合は非常に大きい。電気代の削減は、経常利益を確保するための現実的かつ効率的な方法です。 でも、電気代を削減したところで、どれくらいのインパクトがあるのか想像できない人も多いと思います。まずは、電気代の削減によって経常利益を確保した企業の事例を見てみましょう。 ローソンはLED照明により「約35%の消費電力を削減」 株式会社ローソンは、2008年2月から42店舗にLED店内照明を導入し、実験検証を行って、これまでと同じ照度で、従来の蛍光灯より店内照明および看板の消費電力量を従来の蛍光灯と比べ約35%削減できるようになりました。店舗全体の電気消費量の削減は、約5.4%になっているそうです。 【従来の蛍光灯と比較した1店舗当たりの削減効果≪月当たり≫】 店内照明:約33%の電力使用料削減率/266kgのCO2削減量 店舗看板(ラインサイン):約52%の電気使用量削減率/50kgのCO2削減量 合計:約35%の電力消費削減/316kgのCO2削減量 http://www.lawson.co.jp/company/news/010960/ 従来のローソン1店舗の月間電気代が30万円だったと仮定すると、LED導入後、毎月10万5千円の削減が可能になる計算になります。つまり、1年間だと126万の電気代削減が実現している計算です。 電気代の計算方法はどうしたらいいの? 電気代